炎
川端康成における『雪国』
どの作品にも、火や炎の描写が印象的であり、そもそもそれをテーマに書かれているようなものもあるけれど、これらを読んでいると女性と火・炎の共通点のようなものを考えてしまう。
まずは、男性は女性のイヤリングやワンピースなど、揺れるものに惹かれると聞いたことがあるが(定かな記憶ではない)、火や炎を思い浮かべる時、それらは必ずゆらゆらと揺らめいているのではないか。
次に、上記と関連して、ギリシャ彫刻などで美しいとされるS字の曲線だが、これも揺らめく炎はS字を彷彿とさせなくもない。
以上の事から、火や炎に性的な興奮を覚えることはなんとなく理解出来なくもないような気もしてくるし、女性経験のことを火傷するとか、火遊びとか表現することも何かそんな意識のようなものを感じたりもしてきた。
思いつきで書いているので支離滅裂なのだが、美しい女性を炎で焼く『地獄変』はその最たるものなのではないのでしょうか。